2月2日 チャゲ&飛鳥休止

いよいよチャゲ&飛鳥が休止に入りました。

方向性の違いなどが理由に上げられていますが、
そもそもまったく違う個性の二人が
ここまでやってきたことが奇跡です。
と10周年でチーフマネージャーの渡辺氏が語っていた。
デビューしたときから解散していた。
とも言っており、
全く別のアーティストであるから、
グループ名もつけず、
チャゲと飛鳥でした。

一度聴いたら覚えるサビとは
誰もが作れるものではなく、
良いメロディーと詩、コード、演奏が
全て絶品でなければ、
絶品のポップス音源は仕上がりません。
チャゲアスの歴史でそういう音源は、

恋人はワイン色
天気予報の恋人
を生んだ
80年代後期あたりだと思います。

音的なクオリティーで言えば、
ロンドンのメトロポリススタジオでレコーディングした
「GUYS」がダントツで素晴らしいと思います。
マニアックなアルバムでしたが、
人気で年間売り上げ一位を獲得したアルバムだと思います。
演奏クオリティーが高すぎて、
ライブの再現が難しそうでした。
これは僕が小学6年から中学一年にかけての出来事でした。

「GUYS」の素晴らしいアレンジャージェスと二人は
3回仕事をしており、
一回目はSeeYaというアルバム、
二回目がGUYS
三回目がアジア人で始めてMTVアンプラグドに招待され、
そのアレンジを担当


彼のアレンジは名プロデューサー
ジョンアラジアと比較してしまいます。
レイチェルヤマガタやジョンメイヤー、デイブマシュー
のプロデューサーです。
ジェスはとにかく繊細に音を組み立てるアレンジャーで、
楽器の音を生かすというよりは、
アレンジのために楽器が存在するようなイメージをもちます。
アレンジのためなら楽器の音を簡単に痩せさしたりします。
ジョンは楽器ありきのアレンジみたいなイメージです。
つまり、二人とも音がむちゃくちゃ良いのですが、
音が良いにも色んな種類があるということです。

僕はチャゲアスがこの世のミュージシャンで一番好きです。
チャゲアスを音源を通して知り、
その制作ノウハウを知りたいという好奇心が、
今の僕の音楽の原点のような気がします。

僕にとってチャゲアスの休止とはさほど悲しいことではなく、
300曲近い素晴らしい音源を、
毎日聴いて暮らす、
この日常は変わりませんし、
それぞれの音源をこれからも楽しみにしています。